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通仁市場の葉銭お弁当:古銭で作るソウル最ユニークなランチ体験
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通仁市場の葉銭お弁当:古銭で作るソウル最ユニークなランチ体験

西村(ソチョン)の通仁市場で昔の銅貨「葉銭」を使って好きなおかずを選ぶお弁当体験。使い方から絶対選ぶべきメニューまで、2026年完全ガイド。

チェ・ヒョンウ
執筆
チェ・ヒョンウ

祖母のレシピから革新的なファインダイニングまで,ソウルの食の魂を探求するフードストーリーテラー

葉銭は思ったより重かった。

通仁市場の両替窓口で小さな木のお盆と真鍮製の葉銭(엽전)を受け取ったとき、その重さに少し驚きました。火曜日の午前11時。周りにはサラリーマンや旅行者たちが、すでにお盆におかずを盛り付けています。煮物の蓮根、カクテキ、トッポッキ、ミニ海苔巻き。

これが葉銭お弁当(엽전 도시락)です。ソウルで私が一番好きなランチ体験のひとつです。

通仁市場の屋内通路 — 両側におかず屋台が並ぶ雰囲気ある市場

葉銭お弁当とは?

通仁市場(통인시장)は1941年、西村(ソチョン)に開設されました。景福宮の西側の塀に寄り添う静かな韓屋路地の中にある、昔ながらの地域市場です。

2012年、この市場が特別な仕組みを導入しました。葉銭お弁当システムです。

仕組みはシンプルで面白いんです。現代のお金を朝鮮時代の古銭「葉銭」に両替します。その葉銭を使いながら市場の中を歩き、食べたいおかずを少しずつ購入してお盆に盛り付けます。お盆がいっぱいになったら共同食堂へ。お味噌汁は無料でついてきます。

ただの食堂ではありません。市場全体が自分の台所になる体験です。

通仁市場の入り口 — 西村の伝統市場の外観

利用方法:ステップバイステップ

ステップ1:両替する

市場入口近くにある「葉銭販売所(엽전 판매소)」を探します。通常5,000ウォンで葉銭1セット(約10〜12枚)が購入できます。実際の食べ物の値段より少しお得になっています。

ステップ2:お盆を受け取る

両替すると木製のお盆とお弁当箱が渡されます。ご飯はすでに入っています。

ステップ3:市場を探索する

「葉銭使用可(엽전 사용 가능)」の表示がある屋台を探します。おかず1品は葉銭1〜3枚。ゆっくり歩いて気に入ったものを選びましょう。

ステップ4:共同食堂で食べる

お盆がいっぱいになったら共同食堂へ。お汁をもらって席に着きます。ご飯とお汁は葉銭なしで基本提供です。

お盆に盛るべきメニュー

通仁市場の伝統的なお菓子 — 星形飴・どんぐりゼリー・焼き菓子

トッポッキ — 必須です。おばあさんたちが手作りのコチュジャンで味付けした本物の味。市販品とは全然違います。もちもちの餅にオデン(練り物)入りで、スープも濃厚です。

チャプチェ — ごま油たっぷりの春雨炒め。冷めても美味しいです。

季節のナムル — 春は春野菜、冬は蓮根の煮物。毎朝市場のおばあさんたちが仕込んだ本日の惣菜です。

ミニキンパ — 普通の海苔巻きの半分サイズですが、中身がぎっしり。沢庵、ニンジン、ほうれん草の組み合わせが定番です。

お盆は思ったより小さいです。最初は3〜4品だけ盛り付けて、食べ終わったらまた戻って追加するのがコツです。

はちみつホットク(꿀호떡)と空洞パン(공갈빵)屋台 — 市場名物のスイーツ

孝子ベーカリー:知る人ぞ知る名店

観光ガイドにはあまり載っていないのですが、この市場の中にソウルの人気カフェに負けないくらい美味しいパン屋さんがあります。

**효자베이커리(孝子ベーカリー)**です。1970年代からこの場所で営業しています。コーンブレッド、くるみパン、そしてお昼前に売り切れるチェダーチーズのフォカッチャが有名です。

パン屋の入口に小さな黒板があって、今日焼くパンのスケジュールが書いてあります。オーブンのタイマーが鳴ると、お客さんが足を止めてパンが出てくるのを待ちます。

週末に行くなら午前10時半より前に到着してください。本当です。

通仁市場の孝子ベーカリー — 1970年代から続く伝統の手作りパン屋

市場探索も楽しい

葉銭お弁当だけじゃなく、市場全体を歩いてみる価値があります。

おかず屋台の間に、昔懐かしいお菓子屋さん(星形飴やどんぐりゼリーなど)、生フルーツジューススタンド、豆腐専門店なども混在しています。

通仁市場の餅屋台 — 色とりどりの伝統的な餅が並ぶ

特に餅(トック)屋台は必見です。赤い小豆、緑のよもぎ、黄色いかぼちゃ。色別に並んだ餅はとても美しく、写真映えも抜群です。

アクセスと基本情報

営業時間:午前9時〜午後7時(日曜定休)

葉銭お弁当の提供時間:午前10時30分〜午後2時30分(食材がなくなり次第終了)

料金:葉銭1セット5,000ウォン(おかずは葉銭1〜3枚)。ランチ全体で8,000〜12,000ウォンが目安です。

おすすめ訪問時間:平日午前10時〜正午(食材が新鮮で、比較的空いています)

住所:ソウル特別市鍾路区紫霞門路15キル18

通仁市場の屋内通路 — 奥まで続く屋根付き市場の全景

アクセス方法

地下鉄: 3号線「景福宮駅(경복궁역)」2番出口 → 西村の路地を徒歩15分。 この道のりが素敵なんです。韓屋の路地を通って行くので、それ自体が観光になります。

バス: 1020番、7022番、7025番 → 「昌義門(창의문)」停留所下車

市場の後は:西村は市場の後にぶらぶら歩くのに最高の街です。通仁市場から景福宮の塀までの間には、百年以上前から続くお茶屋さんや韓屋ギャラリーが点在しています。

よくある質問

葉銭システムは必ず使わないといけませんか?

いいえ。普通に各屋台で直接購入することもできます。でも葉銭お弁当こそがここに来る最大の理由です。ぜひ体験してみてください。

葉銭の両替は毎日できますか?

火曜日〜日曜日の午前10時30分〜午後2時30分に両替できます。週末は早めに売り切れることがあるので、早めの訪問がおすすめです。

ベジタリアンでも食べられるものはありますか?

ナムルのおかず、餅、キンパなど野菜中心のメニューが多いです。ただし、お味噌汁にイリコだしが入っている場合があります。厳格なベジタリアンの方は事前に確認してください。

英語表示はありますか?

葉銭販売所に簡単な英語説明があります。指差しで大抵のことは通じます。韓国語の数字(하나・ハナ=1、둘・トゥル=2)を覚えておくと便利です。

どのくらい時間がかかりますか?

葉銭を使ったショッピングに20〜30分、食事に20〜30分。合計約1時間が目安です。その後に西村を散歩するなら、さらに1〜2時間を追加してください。


何十年も前から続く市場のおばあさんたちが作った惣菜を、朝鮮時代の古銭で買って食べる体験。

大げさじゃないんです。でも、こういう小さな体験が長く記憶に残るものです。

景福宮の隣、西村の路地の奥に。通仁市場はソウルで一番好きなランチスポットです。

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