ソウル クリスマスマーケット&冬の光祭り2025-2026 完全ガイド

12月第1週、ソウル市内各所で冬祭りの準備が本格化しています。今年検索数が急上昇中のキーワードは「ソウル クリスマスマーケット」と「冬の光祭り」。12月12日から2026年1月4日まで、ソウルは光とマーケットの都市へと変身します。
SNSで特によく見かける質問があります。「ソウルにもヨーロッパのようなクリスマスマーケットはありますか?」あります。しかも3か所同時開催です。今年は特に光化門、清渓川、DDPを中心に、過去最大規模で展開されます。
なぜ今年のお祭りがトレンドなのか?
ソウルの冬祭りが今年特に注目される理由は3つです。
第一に、コペンハーゲンのクリスマスマーケット担当者が直接参加しました。 光化門マーケットはヨーロッパのクリスマスマーケットのノウハウを正式に導入した初の事例です。高さ15メートルの大型ツリー、木製ブース、ホットワインまで。本物のヨーロッパスタイルのマーケットをソウルで体験できるようになりました。
第二に、清渓川ソウルランタンフェスティバルが牛耳川まで拡大しました。 今年のテーマは「私の光、私たちの夢、ソウルの魔法」。清渓川1.1kmに牛耳川350mが加わり、計5つのテーマゾーン、200余りの灯籠作品が展開されます。昨年比30%拡大した規模です。
第三に、2025-2026年の年末年始を一つのシーズンとして企画しました。 クリスマスが終わっても祭りは続きます。12月31日の普信閣鐘つき行事、1月1日の初日の出イベントまで。約3週間、ソウル全域が冬祭りのステージとなります。
光化門クリスマスマーケット (12.12~12.31)
「冬の童話の中のサンタの村」が光化門に
光化門広場の中央に立つ高さ15メートルのクリスマスツリー。これは単なるツリーではありません。毎晩7時と8時30分、ツリーから音楽と光が織りなすミニライトショーが繰り広げられます。5分ほどの短いショーですが、家族で集まって見るのにちょうどいいです。
100余りの小商工人ブースが広場を埋め尽くします。手工芸品から冬のお菓子まで揃っています。昨年までは週末のみの開催でしたが、今年は平日の夕方も営業します。
営業時間: 平日17:3021:30、週末17:0022:00
場所: 光化門広場一帯(地下鉄5号線光化門駅2番出口すぐ前)
入場料: 無料
おすすめ訪問時間: 平日の夕方7時(ツリーショー+混雑度低め)
ホットワイン(mulled wine)ブースはいつも行列ができています。寒い冬の夜、温かいワイン一杯を手に広場を歩くだけで、ヨーロッパに来た気分になります。価格は8,000ウォン程度。ソウルのカフェドリンクと同じくらいの価格帯です。
12月31日までの営業ですが、今年は特別に1月4日まで延長する可能性もあるとのこと。公式発表をご確認ください。
ソウルランタンフェスティバル (12.12~1.4)
清渓川から牛耳川まで、光の波

清渓川に沿って1.1km区間に広がる光の饗宴。今年で17回目を迎えるソウルランタンフェスティバルは、ソウルの冬のアイコンです。昨年は約350万人が訪れ、今年は400万人を目標としています。
清渓川4つのテーマゾーン
1ゾーン - ソウルの過去と現在 (清渓広場~広通橋) 漢陽都城の歴史を光で再現しました。朝鮮時代の韓服を着た人物が灯籠として蘇り、崇礼門と興仁之門が清渓川の上に浮かんでいます。外国人観光客が最も写真を撮る区間でもあります。
2ゾーン - ソウルの夢 (広通橋~水標橋) 子どもたちが最も好きな区間。童話のキャラクター、宇宙船、未来都市が灯籠で表現されています。インタラクティブな展示物もあり、手を振ると光が反応する楽しさがあります。
3ゾーン - 世界の光 (水標橋~三一橋) エッフェル塔、自由の女神像、ピラミッドなど世界のランドマークを光で作りました。ここで最もインスタ映えする写真が撮れます。
4ゾーン - ソウルの魔法 (三一橋~五間水橋) 今年新規追加された映像メディアゾーン。清渓川の壁面にプロジェクションマッピングでソウルの四季を映し出します。毎時正時に約8分間上映されます。
牛耳川新規区間 (350m)
5ゾーン - 冬の森の妖精たち 今年初めて追加された牛耳川区間。北漢山の麓の牛耳川に、冬の森をテーマにした灯籠が設置されました。清渓川より静かでデートコースに最適です。江北の住民は清渓川に行かず、ここだけ来ても十分です。
営業時間: 毎日18:0022:00(24日間)
場所: 清渓広場五間水橋(清渓川)、牛耳川橋~三陽橋(牛耳川)
入場料: 無料
おすすめ訪問時間: 平日の夕方7時30分(混雑度低く、すべての照明が点灯した状態)
清渓川区間は週末の夕方に本当に混雑します。歩きながら立ち止まることすら難しいほどです。平日の夕方か週末の早い時間帯をおすすめします。
DDP ソウル ライトショー (12.18スタート)
東大門デザインプラザの光のショー

DDP外壁全体がキャンバスになるプロジェクションマッピングショー。12月18日から始まりますが、昨年より映像クオリティが格段に上がったという内部情報があります。
DDP前の広場ではクリスマスポップアップマーケットも開催されます。デザイングッズ、アクセサリー、ハンドメイド製品を販売するブースが約50個ほど。光化門マーケットより規模は小さいですが、DDPらしくデザイン性の高い商品が多いです。
営業時間: 毎日18:00~22:00(ライトショーは毎時正時) 場所: 東大門歴史文化公園駅1番出口(DDP) 入場料: 無料 おすすめ訪問時間: 夜8時のショー(最も華やかで長いバージョン)
DDP周辺はショッピングと食事を一緒に楽しむのに最適です。現代シティアウトレット、ロッテフィットイン東大門がすぐ隣にありますから。ショーを見た後、温かい室内に入ってショッピングするコースがおすすめです。
ソウル広場スケートリンク (12.19~2.8)
クリスマスマーケットだけでは物足りない?すぐ前のソウル広場でスケートもできます。今年は12月19日から2月8日まで営業します。
昼間は家族連れが多く、夕方はカップルが多いです。光化門のビル群の夜景を背景にスケートを楽しむ体験は、ソウルでしかできない特別な冬のアクティビティです。
営業時間: 平日10:0021:30、週末9:0021:30
場所: ソウル広場(市庁駅5番出口)
利用料: 1,000ウォン(スケート靴レンタル別途)
おすすめ訪問時間: 平日14:00~16:00(空いていて天気も暖かい)
普信閣除夜の鐘つき行事 (12.31)
12月31日夜11時30分から始まる新年迎えイベント。今年も普信閣で鐘つき行事が開催されます。33回の鐘の音とともに2025年を送り、2026年を迎えます。
光化門から鍾路まで徒歩約15分。クリスマスマーケットを見た後、そのまま歩いて行けばちょうどいいです。ただし、非常に混雑するので移動時間は30分以上見ておいてください。
鐘つき行事の前後にはK-popアーティストの公演もあります。今年のラインナップは12月中旬に発表されるそうです。
時間: 12月31日23:30~1月1日0:30 場所: 普信閣(鍾路一帯) 入場料: 無料 おすすめ: 行事の1時間前到着(良い場所を確保)
完璧なソウル冬祭りコース おすすめ
デートコース (4~5時間)
17:00 - 光化門マーケット到着、ブース巡りとホットワイン 18:30 - 清渓川へ移動(徒歩10分)、ランタンフェスティバル1~2ゾーン観覧 19:30 - 光化門に戻る、ツリーライトショー観覧 20:00 - ソウル広場スケート(オプション) 21:00 - 光化門周辺レストランで夕食
写真マニアコース (6~7時間)
16:00 - DDP到着、昼間の建築写真撮影 17:30 - DDPマーケット巡り 18:30 - 清渓川へ移動(地下鉄20分)、全区間をゆっくり撮影 20:00 - 光化門マーケット到着、夜景+ツリーショー撮影 21:30 - ソウル広場夜景(ビルを背景にしたスケート場)
家族お出かけコース (3時間)
17:00 - 清渓川1~2ゾーンのみ集中観覧(子どもが好きな区間) 18:30 - 光化門マーケット移動、お菓子を食べながらブース巡り 19:00 - ツリーショー観覧後帰宅(早めに終了)
訪問前に知っておくと良いこと
混雑を避ける時間帯
最も混雑: 週末の夕方79時、クリスマスイブ(12/24)、年末(12/3031)
快適な時間: 平日の夕方6~7時、平日の17時台
今年の清渓川祭りは昨年より30%混雑すると予想されています。特に週末は歩きながら立ち止まることすら難しいほどです。平日訪問を心からおすすめします。
暖かい服装で
12月のソウル平均気温は氷点下2度~零上5度。屋外祭りなので体感温度はもっと低いです。カイロ、マフラー、手袋は必須です。光化門と清渓川は風が強く吹く場所なので特に寒いです。
マーケットブースの隣に臨時暖房テントがありますが、すぐに満席になります。30分以上屋外にいる予定なら、しっかり防寒対策をしてください。
公共交通機関利用必須
12月の光化門一帯は交通規制があります。駐車場も満車確率99%。地下鉄利用が正解です。
光化門マーケット: 5号線光化門駅2番出口(徒歩1分) 清渓川ランタン: 1号線鍾閣駅5番出口 または 5号線光化門駅5番出口 DDP: 2、4、5号線東大門歴史文化公園駅1番出口 ソウル広場: 1、2号線市庁駅5番出口
現金よりカード
ほとんどのブースでカード決済可能です。ただし、たまに現金のみ受け付ける小規模ブースもあるので、1~2万ウォン程度は現金で用意してください。
なぜ今年必ず行くべきか?
今年のソウル冬祭りが特別な理由は「つながり」です。光化門-清渓川-DDPが徒歩移動可能な距離にあり、各祭りが異なるコンセプトを持っています。ヨーロッパ風クリスマスマーケット、韓国伝統の灯籠祭り、現代的なメディアショーまで。一晩で3つの雰囲気を全て体験できるのが核心です。
SNSで「#ソウルクリスマス」で検索すると、昨年比投稿数が3倍に増えています。今年はさらに多くの人が訪れるでしょう。人波が本格的に押し寄せる前の12月中旬、平日の夕方を狙ってください。
2025年最後の月、ソウルは光で満たされます。冷たい冬の空気を吸いながら温かい光の間を歩く体験。今冬ソウルでしか出会えない魔法です。
よくある質問
Q. クリスマスマーケットのブースで何を売っていますか?
手工芸品(キャンドル、石鹸、アクセサリー)、クリスマス装飾品、ホットワイン・ホットチョコなどの飲み物、冬のお菓子(ホットク、焼き栗、チュロス)などです。光化門マーケットは100余りのブースがあるので、見て回るだけで30分かかります。価格帯は小物5,00020,000ウォン、食べ物5,00010,000ウォン程度です。
Q. ランタンフェスティバルとクリスマスマーケット、一日で全部見られますか?
可能です!2か所は徒歩10分の距離です。17時30分に光化門マーケットを先に見て、18時30分に清渓川に移動すればちょうどいいです。清渓川は1時間~1時間30分ほど歩けば全区間見られます。19時30分に再び光化門に戻ってツリーライトショーを見れば完璧なコースです。
Q. 子ども連れで行くのに良いですか?
清渓川ランタンフェスティバルは子どもたちが特に好きです。童話キャラクター、動物などが多いですから。ただし、週末は人が多すぎるので、子どもの手をしっかり握って歩く必要があります。光化門マーケットはブースが密集しているので、ベビーカーでの移動は少し不便かもしれません。子どもが小さい場合は、抱っこ紐がおすすめです。
Q. 写真が綺麗に撮れる時間帯は?
日没頃の17時30分~18時30分がマジックアワーです。空にまだ光が残っている状態で照明が点灯するので、写真が最も綺麗に撮れます。完全に暗くなった後(19時以降)は照明だけが強調されますが、これもそれなりに雰囲気があります。三脚は人が多い時邪魔になるので、スマートフォンか携帯用ジンバルがおすすめです。
Q. 12月31日の除夜の鐘まで見るには、どう動線を組めばいいですか?
18時光化門マーケット開始 → 19時清渓川を簡単に見る → 21時まで近くのカフェやレストランで休憩 → 22時30分普信閣へ移動 → 23時30分鐘つき行事。こうすれば一日で全部見られます。ただし、12月31日は本当に非常に混雑するので覚悟してください。むしろ30日か1月2日に行く方が快適かもしれません。




